【比較】ECカート15選を活用シーン別に紹介!種類や選び方も解説
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EC事業を成功に導く広告マネジメントを実現!EC業界導入実績No.1(※)の広告効果測定ツール「アドエビス」とは?
※2024年8月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構
ECサイトの構築にあたって必要な「ECカートシステム」。ECサイト上に商品を表示させ、ユーザーが商品を選んでショッピングカートに入れて決済するまでの一連の注文処理を行うシステムです。
ECカートシステムの導入に興味はあるものの、以下のようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
- 様々な種類のECカートシステムがあり、違いが分からない
- どのECカートシステムが自社に合うのか分からない
- 実店舗と連携できるECカートシステムを知りたい
本記事では、ECカートシステムの基本機能や種類、選び方を解説した上で、活用シーンや方針ごとにシステムを厳選してご紹介します。
自社に合うECカートシステムを導入することができれば、ECショップを効率よく運営することができるようになります。ECカートシステムをどのように選べば良いのかなど、参考にしていただければ幸いです。
目次
1. ECカートシステムとは
ECカートシステムとは、ECサイト上に商品を表示させ、ユーザーが商品を選んでショッピングカートに入れて決済する、一連の注文処理を行うシステムです。つまり、ECサイトでの商品販売を行うのであれば欠かせないシステムといえます。
ECカートシステムは、ECサイト運営に必要な機能がはじめから備わっているため、ECサイトの構築時にあわせて導入することが多いでしょう。
ECサイト運営担当者が専門知識を持っていない場合でも、簡単にカート機能を導入できるものもあります。
1-1. ECカートシステムの基本機能
ECカートシステムには、ECショップを効率的に運営できる様々な機能が備わっています。以下がECカートシステムの基本機能です。
- 商品ページ作成機能
- 商品管理機能
- カート機能
- 決済機能
- 注文(受注)管理機能
- 売上管理機能
- 販促管理機能
- 顧客管理機能
このように、ECカートシステムでは商品の表示から購入・決済までの一連の流れをカバーすることができます。
それぞれの機能について、ECショップ側と顧客側で「できること」を見てみましょう。
ECショップ側
商品ページを作成して、商品の在庫状況などを管理し、決済が完了したら売上や顧客情報を管理することができます。また、顧客に対して販促キャンペーンを行うためのクーポンやポイントの発行、メルマガ送信などを実施することも可能です。
顧客側
配送先や配送方法、決済手段の指定などができます。自宅にいながらオンラインでスムーズに買い物ができる点がメリットです。
2. ECカートシステムの種類
ECカートシステムには様々な種類があります。大きく分けると、「ASPカートシステム」「ECサイト構築パッケージ」「オープンソース」の3つです。
また、ECカートシステムを用いずに、楽天やAmazonなどの「ECモール」に出店する方法や、ゼロから開発して立ち上げる「フルスクラッチ」という選択肢もあります。
ここでは比較的導入しやすいECカートシステムの種類を、特徴やメリット・デメリットにわけてご紹介します。
2-1. ASPカートシステム
ASPカートシステムとは、クラウド上のプラットフォームを利用してECサイトを構築できるシステムです。サーバーを用意する必要がなく、比較的短期間で構築できます。
メリット
- 簡単にECサイトの立ち上げが可能
- 無料で利用できるASPカートシステムもある
デメリット
- カスタマイズ性が少ないものもある
2-2. ECサイト構築パッケージ
ECサイト構築パッケージとは、ECサイトに必要な機能がパッケージになったもので、自社サイトにEC機能を組み込むことが可能です。ECサイト運営に必要な基本機能が幅広く備わっている上に、デザインや機能をカスタマイズできるのが特徴です。ただし、導入コストが比較的高いため、ある程度の売上規模が見込める場合に向いています。
メリット
- ECサイト運営に必要な機能が揃っている
- デザインや機能をカスタマイズできる
デメリット
- 導入コストが高い
- 専門知識が必要になる
2-3. オープンソース
オープンソースとは、誰でも無料で利用できるソースコードのことです。外部に公開されたソースコードを使ってECサイトを構築します。システムそのものの費用を抑えられ、かつカスタマイズ性が高いのがメリットです。ただし、自社でサーバーやエンジニアリソースを用意しなければならず、セキュリティ面でもリスクがある点に注意しましょう。
メリット
- 無料でサーバーにインストールでき、初期費用を抑えられる
- カスタマイズ性が高い
デメリット
- 開発の専門知識や実装スキルがなければ構築できない
- セキュリティリスクの可能性がある(脆弱性対策が必須)
3. ECカートシステムの選び方
ご紹介した種類のうち、どのECカートシステムが自社に合うのかと悩む方もいるでしょう。ここでは、ECカートシステムの選び方をご紹介します。
ECサイトで実現したいことを明確にするとともに、使いたい機能や予算、社内のリソースなど、選定にあたって大事な条件を洗い出しましょう。
3-1. 売上規模から費用感が見合うものを選ぶ
ECサイト自体での売上規模や販売価格から、費用感が見合うシステムを選ぶとよいでしょう。
どのくらいの売上規模を目指すのかは、重要な条件の1つになります。なぜなら、目指す売上規模が大きいほど、ECサイトに導入するべき機能の幅が広がり、求めるカスタマイズ性のレベルも上がる場合が多いからです。
まずはスモールスタートし、売上が成長してきたら乗り換えるのも選択肢の1つです。例えば、無料で利用できるECカートシステムを使ってECサイトを構築し、サイトの成長に応じてECサイト構築パッケージなどに切り替えるといったイメージです。
3-2. ECサイトで実現したいことにあわせて選ぶ
ECサイトで実現したいことを叶えられるECカートシステムはどれか、という視点も大切です。実現したいことを条件としてリストアップしてみましょう。
例を挙げて考えてみます。
● とにかく手軽にECサイトを構築したい
ASPカートシステムやECサイト構築パッケージで、基本機能を備えたECサイトを立ち上げることに重きを置くとよいでしょう。
● ECサイト構築とあわせて、実店舗のデジタル化も実現したい
ECカートシステムの中でも、オムニチャネルやO2O(Online to Offline)対応したシステムを選ぶ必要があります。ECサイトと実店舗の顧客データの統合管理、在庫管理の効率化、ECサイトで購入した商品の実店舗受け取りなど、ネットと実店舗を連携したECを構築できます。
● 商品のブランディングを大事にした独自性の高いサイトを作りたい
オープンソースで自社開発するか、ECサイト構築パッケージでカスタマイズすることで、ブランドに合わせたデザインや機能を実装できます。
● 定期販売ができるECサイトにしたい
D2C企業などでは、こういった要望をお持ちの場合もあるでしょう。ECカートシステムの中でも、リピート機能に強みのあるシステムがあるため、そうした特徴を理解して選ぶ必要があります。
3-3. 機能の充実度から選ぶ
ECカートシステムの機能の充実度を重視して選ぶのもポイントです。ここでの「充実度」とは単に機能が多いというだけではありません。自社の商品・サービスに合った機能を選ぶという視点で見るようにしましょう。
ECカートシステムごとに強みが異なるため、以下のような点で機能が備わっているかを比較するのがおすすめです。
● 自社に合った販売方式に対応しているか
- 予約販売、抽選販売、まとめ購入割引など
● 必要な販促機能がそろっているか
- メルマガ配信、在庫切れ商品の入荷お知らせメール配信
- クーポン・ポイント発行、会員ステージに応じた割引
- 商品レビューやランキング表示など
● 運営効率化機能があるか
- 商品の一括登録・エクスポート機能
- 受注データのエクスポート、送り状や納品書の発行、運送会社との連携など
3-4. 社内のノウハウ・リソースから選ぶ
ECサイト構築にあたって社内のノウハウやリソースがどのくらいあるのかによって、選ぶべきECカートシステムが異なります。
社内に専門知識があるのであれば、オープンソースでも構築できるでしょう。一方、社内にエンジニアがいない場合は、ASPカートシステムから始めるのが安心です。
また、構築時だけではなく、社内でECカートシステムを使いこなせるかどうかも重要なポイントです。使いやすさもチェックしてください。
3-5. 連携できる外部システムで選ぶ
すでに活用している外部システムとECサイトが連携できるかによってECカートシステムを選ぶことも大切です。
システム間でデータ連携がスムーズにできるようになれば、受注管理や発送にかかる作業やミスの削減、購買データを販促活動に活かせるなどのメリットがあります。
自社で以下のような外部システムをお使いの場合には、連携できるか確認してみると良いでしょう。
- WMS(倉庫管理・物流システム)
- ERP(基幹・販売管理システム)
- 宅配便サービス(送り状発行システム)
- 決済サービス
- CRM・MAツール
- 広告効果測定ツール
- メール配信・アクセス解析ツール
ECサイトは全ての購買行動がオンライン上で完結するため、データ分析がしやすいのが特徴です。分析結果から改善点を明らかにすることが、ECサイトのマーケティングでは重要です。そのためにもしっかりと情報収集できる環境を整備するようにしましょう。システム間の連携は、その手段の1つです。
ECサイトにおける売上向上を目指すためのポイントや施策については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
4. 手軽に始められるECカートシステム5選
手軽に始められるECカートシステムを5つご紹介します。月額費用が無料のシステムや、無料体験があるシステムもあります。
サービス名 | BASE | Shopify | カラーミーショップ | MakeShop | イージーマイショップ |
---|---|---|---|---|---|
種類 |
ASPカートシステム |
ASPカートシステム |
ASPカートシステム |
ECサイト構築パッケージ |
ECサイト構築パッケージ |
登録商品数 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
10,000件 |
無制限 |
初期費用 |
0円 |
0円 |
0円 |
11,000円 |
0円(無料版) |
月額費用 |
0円(スタンダードプラン) |
無料体験あり |
30日間無料体験あり |
11,000円(プレミアムプラン) |
60日間無料体験あり |
決済手数料 |
3.6%+40円(スタンダードプラン) |
3.4% |
4.0%〜(クレジットカード決済) |
3.19%(クレジットカード決済) |
3.57%+40円(クレジットカード決済) |
販売手数料 (サービス利用料) |
3%(スタンダードプラン) |
0円 |
0円 |
0円 |
0円 |
4-1. BASE【月額無料】
特徴
ネットショップ開設実績が5年連続No.1のBASEは、ハンドメイド作品やオリジナルグッズを販売する個人事業主に人気です。
スタンダードプランでは、初期費用・月額費用ともに0円から始められ、費用が発生するのは商品が売れたときの手数料のみ。操作も簡単で、初心者でも始めやすいASPカートシステムです。ショップのデザインをテンプレートから選ぶことができ、簡単なカスタマイズも可能です。
こんな企業におすすめ
- とにかく費用をかけずにECサイトを立ち上げたい企業
- 簡単に扱えるECカートシステムを導入したい企業
4-2. Shopify【無料体験あり】
特徴
Shopifyは、初期費用無料かつ低料金で使えるASPカートシステムです。売上の規模や成長にあわせてプランを選択できることが特徴です。豊富なデザインテンプレートから簡単に作成できる上、コードを編集し柔軟なカスタマイズも可能です。FacebookやInstagram、楽天市場との連携機能もあり、SNSやECモールの集客力を生かした販売も可能です。
こんな企業におすすめ
- カスタマイズしてECサイトを立ち上げたい企業
- 他のプラットフォームと連携させたい企業
4-3. カラーミーショップ【無料体験あり】
特徴
カラーミーショップは、無料でテンプレートをカスタム編集でき、おしゃれなショップを作成できるASPカートシステムです。アパレル・美容・食品業界に人気です。電話やメールなどのサポート体制も強く、開店準備を支援してくれます。
こんな企業におすすめ
- 初めてECサイトを始める企業
- ブランドに合わせた自由度の高いカスタマイズを行いたい企業
4-4. MakeShop【無料体験あり】
特徴
月商10万円以上であればトータルコストが安くなるMakeShopは、決済手数料が3.14%と業界最安値で、売上規模が大きいほど利益率を高められるのが特徴です。豊富な機能やテンプレートで、自由度高くECサイトを構築できます。定期購入や予約販売、まとめ買い割引など様々な販売方法にも対応しています。連携できる外部ツールが多い点も魅力です。
こんな企業におすすめ
- 売上規模が見込める企業
- 外部ツール連携や販促など充実した機能を求める企業
4-5. イージーマイショップ【月額無料】
特徴
イージーマイショップは、セット販売やオーダーメイド販売に強いのが特徴のECサイト構築パッケージです。その他、定期購入や在庫取り置きなどにも対応できます。初心者でも扱いやすいユーザーインターフェースを搭載しており、店舗運営などで忙しくWebに不慣れな担当者にもおすすめです。
こんな企業におすすめ
- セット販売やオーダーメイド販売をしたい企業
- 店舗担当者がECサイト運営も兼務している企業
5. 実店舗との連携もできるECカートシステム3選
実店舗があり、ECサイトを立ち上げるタイミングで連携をしたい企業におすすめのECカートシステムをご紹介します。
サービス名 | STORES | futureshop | shopserve |
---|---|---|---|
種類 |
ASPカートシステム |
ECサイト構築プラットフォーム |
ECサイト構築パッケージ |
登録商品数 |
無制限 |
50件〜 |
3,000件 |
初期費用 |
0円 |
22,000円 |
15,000円 |
月額費用 |
0円 |
22,000円 |
22,000円〜 |
決済手数料 |
3.6%〜(ネットショップのみ) |
3.2%〜 |
3.675%(クレジットカード決済) |
販売手数料(サービス利用料) |
0円 |
0円 |
34円 |
5-1. STORES【月額無料】
特徴
「ネットも店舗もやるならSTORES」というキャッチコピーの通り、実店舗とECサイトのレジや商品在庫の連動が簡単にできるのがSTORESの特徴です。POSレジやキャッシュレス決済機能、店舗アプリ作成など、実店舗運営に役立つ機能が豊富に揃っています。美容室やヨガスタジオなどの業態向けにネット予約システムも提供している点も魅力です。おしゃれなテンプレートが無料プランで使い放題で、初心者でも簡単に作成できます。
こんな企業におすすめ
- 実店舗とECサイトを連動させたプラットフォームを手軽に利用したい企業
- ネット予約システムを利用したい企業
5-2. futureshop
特徴
futureshopは、実店舗在庫表示機能があり、実店舗とECサイトを連携させることができるECサイト構築プラットフォームです。デザインの自由度が高く、オリジナルなECサイトを構築することができます。購買データを使用し、顧客ステージに合わせたメールマーケティングを行うことができ、「店舗やブランドのファン作り」に強みを持っています。豊富な外部ツールとの連携機能も魅力です。
こんな企業におすすめ
- 顧客との関係強化を重視している企業
- 外部ツールとの連携を重視している企業
5-3. shopserve
特徴
shopserveは、強力なセキュリティ対策と高速レスポンスが特徴のECカートシステムです。過去の購買データにもとづき、不正な受注を検知しアラートを送ります。セキュリティを重視しながらも、HTML/CSSやJavaScriptによるカスタマイズ性の高さを兼ね備える点も魅力です。高速で商品の一括登録ができ、商品数の多い企業には運用負荷の軽減が期待できます。実店舗との連携も可能です。
こんな企業におすすめ
- EC運用にあたりセキュリティに不安のある企業
- 取り扱い商品数の多い企業
6. カスタマイズして構築できるECカートシステム4選
カスタマイズして構築できるECカートシステムをご紹介します。
サービス名 | EC-CUBE | W2 Unified | ecbeing | ebisumart |
---|---|---|---|---|
種類 |
オープンソース |
ECサイト構築パッケージ |
ECサイト構築パッケージ |
ECサイト構築パッケージ |
登録商品数 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
初期費用 |
0円(Liteプラン) |
要問い合わせ |
500万円〜 |
500万円 |
月額費用 |
2週間無料体験あり |
要問い合わせ |
20万円〜 |
30万円 |
決済手数料 |
3.5%〜 |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
販売手数料(サービス利用料) |
0円 |
なし |
なし |
なし |
6-1. EC-CUBE
特徴
オープンソースのECカートシステムの中でも多くの企業に選ばれているEC-CUBEは、カスタマイズ性が高く、ランニングコストを低く抑えられる点が魅力です。メンテナンスいらずのクラウド版と、自社サーバーにインストールして利用するダウンロード版があります。800種以上あるプラグインによる機能拡張と豊富なデザインテンプレートにより、機能面・デザイン面ともに柔軟なカスタマイズが可能です。5万人以上が利用するユーザーコミュニティでの情報交換やセミナーなど、運用する上での情報源が豊富な点もメリットです。
こんな企業におすすめ
- 機能やデザインを自社に合わせてカスタマイズしたい企業
- 導入後にサポートを受けながら自社にノウハウを蓄積したい企業
6-2. W2 Unified(旧「w2 Commerce Value5」)
特徴
開発から保守までの全てを自社対応しているのが、W2 Unified(旧「w2 Commerce Value5」)です。カートシステムを核にしたEC支援ソリューションという位置付けになっており、導入後も専門チームによる伴走支援を受けられます。販促から業務効率化など、950以上の拡張機能を搭載しており、自社に必要な機能を選んでカスタマイズ可能です。稼働率99.97%と安定性が高いことや、セキュリティ面で安心して利用できる点も評価されています。受注処理業務を自動化し、運用業務コストを60%削減できます。物流や決済、CRMなどのパートナー企業と協業しており、カスタマイズして連携させることが可能です。
こんな企業におすすめ
- サポートを受けながら運用を最適化したい企業
- 日常の受注処理業務など運用コストを抑えて運用したい企業
6-3. ecbeing
特徴
1,500以上のECサイト構築実績を持つecbeingは、大規模なサービスからスタートアップ企業まで、幅広くECサイト構築や運用支援を行っています。基幹系システムや他サービスとの連携が可能で、店舗×ECのオムニチャネルにも対応しています。ノンカスタマイズのプランもありますが、ミドルプランでは、豊富な機能と24時間365日のサポートを利用できます。サポート体制が充実している分運用コストもかかるため、売上規模の大きなEC事業者向けのシステムといえます。
こんな企業におすすめ
- 売上規模が1,000万円以上の企業
- オムニチャネル施策や越境EC対応を行いたい企業
6-4. ebisumart
特徴
API連携により豊富な機能でカスタマイズできるebisumartは、ECサイト構築ツールSaaS型カスタマイズ型市場で4年連続シェアNo.1の実績を持ちます。BtoB、BtoCを問わず、オムニチャネル、モール型ECサイト、マルチドメインECサイトなど、幅広い種類のECサイトを構築できます。専任の運用担当者からサポートを受けられる一方、運用コストがかかるため、売上規模の大きな企業向けのシステムといえます。
こんな企業におすすめ
- 売上規模が1,000万円以上の企業
- マルチドメインでECサイトを構築したい企業
7. リピート購入に対応できるECカートシステム3選
リピート購入に対応でき、LTV向上に強みを持つECカートシステムをご紹介します。
サービス名 | ecforce | 楽楽リピート | W2 Repeat |
---|---|---|---|
種類 |
ECサイト構築パッケージ |
ASPカートシステム |
ASPカートシステム |
登録商品数 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
初期費用 |
要問い合わせ |
98,000円(スタンダードプラン) |
79,800円(プロフェッショナルプラン) |
月額費用 |
要問い合わせ |
79,800円(スタンダードプラン) |
79,800円(プロフェッショナルプラン) |
決済手数料 |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
販売手数料(サービス利用料) |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
7-1. ecforce
特徴
ecforceは、集客や離脱防止など、売上拡大につながる機能や仕組みが充実しているECサイト構築パッケージです。パーソナライズデータを活用して、より戦略的なマーケティングが可能です。広告URLごとにCVRや継続率などの様々な分析が可能です。EC・D2Cブランドを運用するノウハウが詰め込まれています。
こんな企業におすすめ
- パーソナライズ対応でより精度の高いマーケティングを行いたい企業
- 充実した機能でカスタマイズして構築したい企業
7-2. 楽楽リピート
特徴
定期通販や単品通販に特化しており、CRMに強みを持つのが楽楽リピートです。D2CのECサイトに必要な機能が揃っており、手厚いサポートを受けられるのも特徴です。お届け周期の指定や、定期コースの管理、リピート割引管理など、リピート購入を促進する機能が豊富です。
こんな企業におすすめ
- カスタマイズせず簡単に導入したい企業
- フォーム一体型LPでLTV向上を目指したい企業
7-3. W2 Repeat(旧「リピートPLUS」)
特徴
W2 Repeat(旧「リピートPLUS」)は、定期販売やD2C、サブスクリプションなどに特化しています。フォーム一体型のLPが特徴的で、カゴ落ち防止につながります。アップセルやクロスセルを強化できる機能や、ステップメール配信にも強みがあります。10社以上の決済会社と提携しており、多種多様な決済方法を利用できます。
こんな企業におすすめ
- 月商1億円以上の規模の企業
- 外部パートナーとの連携を重視している企業
8. 売上規模や機能面で最適なECカートシステムを選ぼう!
ECサイトのカートシステムは、使い勝手の良し悪しが売上にも影響するため、非常に重要な要素といえます。顧客にとっての使いやすさはもちろん、社内で解決したい課題に対応できるかどうかもポイントです。
実店舗のデジタル化もあわせて行う場合、ECサイトと実店舗との間で連携できるオムニチャネルやO2O対応のカートシステムを選びましょう。また、リピート機能に強みのあるシステムを選べば、定期販売などを行いたいD2C企業において売上向上を期待できます。
EC事業は顧客のサイト内回遊データや平均単価など様々なデータを取得できるのが特徴であり、様々なデータを活用してマーケティング施策を改善していくことで、売上拡大につなげることができます。
EC事業者のよくある悩みや、EC・通販サイトのWeb集客・成果アップのために押さえるべきポイントについては、こちらの資料で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
さらに、年商100億円のD2C企業「株式会社ビタブリッドジャパン」が語るデータマネジメント戦略については、以下の記事で詳しくご覧いただけます。ご参考になれば幸いです。
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